緑のウェーブ
ひろしまIT総合展2024に行ってきました

ひろしまIT総合展2024に行ってきました

ひろしまIT総合展2024に行ってきました。日本マイクロソフト社による生成AIのセミナーに参加し、これからのITの動向について深堀することが出来ました。私にとって大きな衝撃と刺激を得ることが出来ました。少し内容をまとめてみようと思います。

start

生成AIブームから1年。未来が不可逆的に変わる

 生成AIブームから早1年。このテクノロジーは昔、電卓が登場した時と同じように、私たちの生活を不可逆的に変えてしまう威力を持っています。当時、電卓の登場は計算の概念を一変させましたが、生成AIも同様に、私たちの仕事や生活に大きな影響を与えることでしょう。

 ビッグテック各社は、この生成AI技術に数千億円規模の投資を行い、熾烈な競争を繰り広げています。その結果、我々はその恩恵を無料で享受することができるようになりました。また、かつては人間がコンピュータに寄り添う形で技術を活用していた時代がありましたが、これからはコンピュータが人間に歩み寄る時代が到来しています。

社会人と就活生の生成AI利用の比較

 最近の調査によると、社会人の約25%が生成AIを利用しており、学生は約45%が利用しています。社会人は主に業務効率化やスキル向上のために生成AIを利用している一方、学生はESの作成や面接のロープレ等に活用しています。生成AIを活用する学生が今後どんどん社会に進出することで、更に生成AIの活用がスタンダードとなるでしょう。
 2024年10月に記事を書いていますが、今後更なる生成AI技術の進化により、人々はより効率的に働き、より多くの創造的な活動に時間を割くことができる時代へ変化する過渡期にあるといえます。

AIの対話型利用の進化

 例えば秋の味覚を調べる際、これまでは「秋 味覚 一覧」などと調べていたと思いますが、これからは生成AIに「秋の味覚を教えて!箇条書きで10個ほど。ついでに、なんで秋の味覚として日本国民に認知されているかも併せて調べてよ!」と指示することで、簡単に資料をまとめてもらえるようになります。更に、音声入力の技術も大幅に向上し、キーボード入力の必要すら無くなりました。そして、そのまま生成AI上での画像生成やプレゼン資料の作成も一気通貫で行うことが可能になり、ますます効率が上がっていきます。もし思うような結果が得られなくても、AIと「対話」を続けることでより精度を高めることが可能です。

全年齢層の情報アクセス

 これまで、インターネットで情報を仕入れるためには日本語の習得が必要でした。そのため、年齢を重ねるにつれ日本語のスキルが上がり、それに伴い仕入れる情報量も増加してきました。しかし、これからは生成AIによる対話型の情報収集に切り替わるため、全年齢層が誰でも簡単に同じ条件で平等に情報を仕入れることができるようになります。生成AIの普及により、情報の民主化が進み、すべての年齢層が等しく情報を収集・活用できる時代が到来しています。

finish

 いかがだったでしょうか?実はstartからfinishまでの内容を生成AIの一つであるcopilotに作成してもらいました。セミナーで得たキーワードを投げかけ、対話し、内容を要約してもらいました。記事の作成にかかった時間は3分ほどです。細かな修正は必要ですが、それでも大幅に時間を削減することが可能ですよね。
 当社でどのように生成AIを活用できるか考えてみました。例えばcopilotを社内データベースにプラグインし、社内Wikipediaとして活用できれば業務効率や資料作成などの事務処理は飛躍的に向上すると思われます。またRPAツールの登場により飛躍的に業務効率が上がってきましたが、それを数段飛ばしで置き去りにする可能性があるのが生成AIだと思います。生成AIはこれから最も注目すべき技術です。生成AI技術の成熟を待たず、「今から」活用ことが重要なのです。

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